とけないこおり

好きなものへの気持ちを素直に

みなもすなる、テレワーク

新型コロナウイルスの感染拡大がとまらず、自粛自粛でげんなりする。そんなご時世の中で真新しいことといえば、先日テレワークをはじめておこなったことだろうか。気分は紀貫之みたいなもんで「みなもすなるテレワーク云々」。ながら家事したり自炊したり、たまにご褒美でウーバーイーツしたりまあまあ楽しんでいる。が、一方でその時に思ったこと、自分が気を付けたいこと、みんなが気を付けたほうがいいことなども思い浮かんだので書き留めていこうと思う。あわよくば、何かのはずみでこういったことに詳しい人がこの記事を見て、IT企業以外にはそんな問題があるんだなあなどと考える材料になればいい。

 

そもそもなんでテレワークをすることになったかというと、当初の緊急事態宣言の対象になった7都府県内にも弊社の会社機能があったため、である。宣言後の社内の「とりあえずどうなるかわからんけどじゃんじゃんテレワークにするぞ、とりあえずだ!」感が尋常じゃなかった。

幸いにもうちの会社はBCPや社内ネットワークの整備がされていて、セキュリティの基準などは整っていたけれど、それらは基本的に役職者が会社貸与のデバイスを扱うという考えのもとで整備されていた内容だったので、「テレワーク自体にはなじみがないが環境だけは整えられていた」というところ。私は会社の定めるセキュリティ基準に対応している自分のPCと家のネット環境をもってテレワークを行っているというわけだ*1。普段は自分のデバイスは使えないけれど、命以上に大事なものはないこの緊急事態、会社のシステム部門さんが本当に力を尽くしてくださって、リモート環境の整備が突貫で進み、期間限定ではあるが晴れてテレワークデビューを果たしたのである。

個人的には、東京の数々の企業がテレワークをしていて洒落てんな~と思っていたので、超日本型化石企業だと思っている弊社がその波に頑張って乗ってるのをみて少し感動してしまった。ただ、テレワークをしていてもテレワークでない日でもそこそこのストレスがあることに気づいたので、それを書き留めたい。

 

◆テレワークの日に思ったこと

―身体がしんどい、意外にも:やっぱりオフィス用の事務机やいす、執務環境というのはきちっとされているらしく、日の入り方や照明の向き、机といすの高さがしっくりこないとこんなにも身体が疲れるんだなあと気づいた。猫背巻き肩になりやすく姿勢も悪くなるし、目も疲れやすいような…

解決策としては、模様替えとかもあるんだろうけど、私の場合はこの動画の体操を午前1回、午後2回やるとか、洗濯干す・食器洗うといった家事を残しておいて、集中力が切れたころにそういった作業や小運動をはさむようにした。とにかく動かすのが大事。


[あさイチ] 超ラジオ体操~在宅でも出来る!運動不足解消!~ | NHK

 

―できること、できないこと:これは私自身もみんなもがまだ不慣れだからおこることかもしれないが、テレワークだと仕事のすすみがかんばしくないなと感じる。そして私の使用PCのスペックの問題か、若干動きがぬるぬるしている。c(・ω・`っ    )っ…そのため、どうもエクセルの負荷のかかる作業とか、パワポの細かい配置とか、作図は思った通りにならないことが多いとわかった。というわけで、基本的には単純な表作成とワード資料の作成がテレワーク時のお仕事となりつつある。もちろんテレワークをする前にいろいろお仕事のネタを考えてはいたけれど、やってみるとこれは向かないなってのがあった。今後どんどんなれていってできることを増やしたりとか、出勤日の仕事のうち、テレワークに回せる仕事を判断できるようになっていきたいな。

 

 

◆テレワークじゃない日に思ったこと

―「居ない」って言ったよね?:今私のチームは2つのラインに分かれて仕事をしているので、どの日にも各ラインに一人ずつ担当か上司がいるように、2チームが交代で出勤するようになっている(ので、しばらく私は直上司と顔を合わせていない笑)。 テレワークの日はできることもかぎられるため、出勤日は極力自分の仕事に注力したいのだが、どうもそうはいかないくなっている。そしてこれがひっじょ~~~~にストレスになっている。この2種類の人間のせいで。

①全社的にテレワークになってるのに予定表みない奴

②そのうえ内線かけてきて「テレワークなのでいない、メールなら対応できる」と言っているにもかかわらず、なかなか子めんどくさい案件を私に口頭でいってくる奴

①はまだいいんだけど集中が切れるので困る、②はまじで厄介なうえに結局私が伝書鳩になってしまう(しかも100%お前の言うことを伝えられる保証はない)ので、みんなにとって良くないんだよね。皆慣れてないから、やったことないからこそ、こういう小さいストレスを減らしていくルール作りをしていかなきゃなあと思う。

⇒連絡する人は予定表をみる、テレワークの人にはメールで連絡する。出社している人は「いない」アピールをちゃんとする、チームの人間の連絡手段を確認しておく、テレワークの人はきちんとテレワークということを予定表に書く、連絡手段をはっきりさせる、といったように。

 

◆テレワークをはじめて思ったこと

―文字だけのコミュニケーションて温度がない:弊社には文字の連絡手段が2つ…メールと社内チャットがある。私の上司は携帯にかけてくるのを嫌う人なので(社用じゃないから余計にね)、基本的に文字でのコミュニケーションとなる。これが同期ならメールの補足を社内チャットでするときにしゃべり口調にもなるのだけれど、いかんせん上司だとカタくなってしまう(+多分簡潔に物事をいうのが好きな人なのでフランクな話し方を嫌いそう)。まあそれは礼儀の話だからいいのだけれど、文字だけ、しかも絵文字顔文字がない中でのコミュニケーションは想像以上に冷たくキツく伝わりがちになるのである。実際私はテレワークがはじまってから上司にイラッとしたことがあるし、日々その上司にメールの書き方がキツイと注意されるので、テレワークになってからは特に書き方に気を付けている。(お互い様だ!笑)顔が見えないからこそ、イライライしちゃいがちなこのごろだけど相手への思いやりを忘れてはいけないなあと思ったな( ˘ω˘)いろんな意味で

 

以上1週間テレワークを自分も周りもするようになって思ったことの雑記。仮にハード面が構築されてても、使う側のスキルや使ってやろう、テレワークでも何ができるだろう?という意思、日ごろのコミュニケーションによるチーム感みたいなので、アウトプットって変わってきそうだなあと思った次第です。でもこのビッグウェーブ、乗るしかない。

*1:自分の今まで使っていたPCが壊れていたこともあり、このためにsurfaceを購入した。そこそこ値段がしたが10万円が支給されればだいぶ安く買えたことになる。お金はいくらあっても欲しい