《J31gate第11回 テーマ『街』》短歌メモ
今回も参加させていただきました。
町はいろいろだけど街は都会的なイメージがあった。主に詠むとすればやはり東京かな。と考える。
連想される単語をとりあえずかく:街コン、街頭インタビュー、街灯、街路樹、電車、高速道路、商業ビル、騒音、川の淀み、ビル群、コンクリートジャングル
★窓の外見える朝焼け、料金所。耳には歌声。ついたよ、東京。
恐れ多いながらもラストの句。
これは田舎から夜行バスで遠征するオタクの歌。まだ学生で新幹線も乗れなかった頃、オタ活のために夜行バスを使って一人で東京へ行ったことがある。
やっぱりなれない乗り物に眠りは浅くて、朝が開ける前に目が覚めた。朝焼けで外はほんのり色づき始めていて、カーテンの隙間から覗くともう東京料金所まできていた。
耳に注がれるのはその頃好きだった嵐の「素晴らしき世界」や相葉くんのソロ曲「HelloGoodbye」。目に映るのは大きな大きな関所、東京料金所。これをくぐれば君がすむ街だ、すべてがある街東京についたんだ、と思った。
私は都会に行ったときの夜行バスの明け方の景色がすごく好き。眠らない高速道路、下ろされた東京駅の澄んだ空気、まだ始まっていない街。でも確実に私のすきな人はこの街のどこかで生活をしていて、今日のコンサートで私はその人たちに会えるという確かな事実がそこにはある。自分の中で大事にしている、当時感じた高揚感みたいなものを詠みたかった。
完成に至るまではこんな感じでふらふらしていた:
ここを過ぎたら君の生活に触れそうだ 東京料金所は夜明け前
夜明け前の東京料金所くぐったらそこには君の「生活」がある
高速道路系のボツ案:
風切って都会の空を渡れ 星 集ってまた進みゆくジャンクション
ジャンクションの案内標識みたいにさ集ったりすすんだりする僕ら
(メンバーがそれぞれ活躍しながら集まったときに力を発揮する感じを、高速道路の車列になぞらえたかった)
■個人でも今回は詠むことをチャレンジした
佐久間:秋葉原駅ついたらつい見回しちゃうの いるはずないってわかってるのに→アニオタ兼スノ担の心情
渡辺:緊張するなコスメカウンター初めてで(でもあの人の肌になりたい)→しょぴの肌になりたいおたく
岩本:別に喉乾いてるわけじゃないけどさ 新店のタピ、飲みに行こうよ→そういうワンシーンがありそうじゃない?
目黒:ねえ今どこ?五反田?白金台?不動前? ―恵比寿。次は目黒、目黒です。→ごめんこれはふざけた 多分つくったときつかれてた 供養です
向井:★見慣れない路線図片手に家探す 今日からここが僕の住む街
膨らんだキャリーのキャスターが擦り切れそうな頃 僕の心もおなじで
耳になじまないイントネーションばかり聞いて 「僕」が消えそう 不安になるよ
→街ってワードを見たときに、住む街が変わったこーじくんのことは読みたいなあと思った。関西時代から知ってるわけじゃないけど、好きになったばかりだけど、きっと不安だったんだろうなと想像しながら歌に込めました。どうせなら地下鉄に関するワードをよみこみたくて一つ目に。「街」感も一番つよかったので。
ふかだてあべらうはごめんなさいでした…くやしい~!
次回のテーマは「対」。うーん、シンメめっちゃみてるわけじゃないから難しいな。なんとか捻りたい。